To tie the world in bonds of emotion and sympathy through heartfelt music

AIYA pro.

世界に心を込めた音楽の贈り物

大上留利子さん

「魂を揺さぶり続ける歌」

大上留利子さん

小さいときから歌う事が大好きで、でも本当にもっと歌いたいと思うようになったのはアレサ・フランクリンを聞いてからでした。黒人讃歌~Young gifted and blackというアルバムが一番そう思わされたアルバムです。リズムの間の取り方、声の出し方、魂から出ているのを感じました。他にもRespectなどは黒人叉女性差別に対するメッセージを込めて歌う事にも強く影響を受け、アレサや他の黒人歌手に傾倒していきました。それからというもの黒人音楽が私の魂を揺さぶり、もうどうしょうもないくらいドップリになって何十年も経ちました。

そんな中、私にもとても素晴らしい仲間達ができて、ジェニファー、片山ミキ、チョチョ、荒木、まる子、そして吉べえ。なかでも吉べえはアドリブが凄い。持って生まれた声と才能に恵まれ、私を初めて訪ねて来た時に、アレサのGroovingを全く違うアプローチで自由に歌われた時に私は内心「凄いなこのこ、やられたなあ」。
確かその時彼女は関学の女子大生。まだ二十歳なるかならないか19才だったかも、この類い希な才能の持ち主も「がめつくない性格」が良いのか悪いのか、なかなか世に出るチャンスがなかったのですが、五年間ニューヨークのハーレム界隈に住んでた彼女の見かけより骨太な精神と歌。これからもどんどん歌って欲しいと思うのは私だけではありません。彼女のコアな支持者達の切なる願いだと思います。

黒人讃歌~Young gifted and black 1972年 アレサ・フランクリン

黒人讃歌~Young gifted and black 1972年 アレサ・フランクリン

大上留利子のオフィスR&B